"CHIRASHI" - Tokyo Punk & New Wave '78-80s チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー

Kouenji BASE presents “CHIRASHI” – Tokyo Punk & New Wave ’78-80s

チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー

1978年からのパンク・ロックの隆盛。その大きな波は、「チラシ」とともにあった。バンドは、ライヴはチラシともにあり、チラシによって人は集まり、音と人は燃え、そしてチラシは文字通りに散らされていった。
2021年にこのチラシ群を見直せば、当時の熱気のまぶしさとともに、今、なにが欠けているのか、なにが求められているのかは余りにも明らかだ。
全てはここから生まれ、そして散った。しかし叫びは未だ燃えつきない。
1978年の「東京ロッカーズ」からの音楽シーンを彩った「チラシ」を集大成。チラシから見るアンダーグラウンド・ミュージック・ヒストリー。

タイトル: Kouenji BASE presents “CHIRASHI” – Tokyo Punk & New Wave ’78-80s チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー
著者: プラスチックス
編集: 飯嶋俊男/古川博一
判型 / 頁数: A4判 480ページ 並製
価格: 4,500円+税
出版: SLOGAN
ISBN: 978-4-909856-05-0
発売予定日: 2021年10月15日

前書き

『”CHIRASHI” – Tokyo Punk & New Wave ’78-80s チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー』出版に寄せて……編集者より

今ではフライヤーという呼び名が完全に定着した、ライヴやリリースの情報告知を載せた紙媒体。
これは70年代後半のPUNK ROCK隆盛とともに情報伝達手段として重要な役割を果たし、当時は「チラシ」「ビラ」と呼ばれていました。

もちろんパソコンなどまだなく、写真や手描きのイラスト、既存の素材をコピー、切り貼りし、さらにインレタと呼ばれる文字シートで情報を記載する……そういった完全な手作業で生み出された「チラシ」は、バンド/ライヴ企画それぞれの個性や指向性をひと目で明らかにする媒体として、文字どおり「散らされて」いきました。

無料で配布されるものであったため、大半はその告知の役割を終えると捨てられることになります。しかし、2021年の現在に見てもそのデザイン性は惹きつけられるものが多く、また結果として、ライヴ等の情報を記録した貴重な媒体/存在になりました。

今回、当時より「チラシ」に単なる情報告知以上の興味や価値観を持ち、大切に保存しておられた方々のご協力を得まして、日本では初めて一冊の本にまとめ上げることができました。

期間を日本でPUNK ROCKが蠢き始めた78年からアンダーグラウンド・ミュージック・シーンが広がり多様化して行く83年頃まで──地域を東京とその周辺都市に絞り、年代毎に並べてみました。

するとそこには、これまで発表された同時代、同世界を記述した書籍、映像作品とはまた異なる視点からのアンダーグラウンド・シーンの移り変わりを感じとることが出来たのです。

単なる作品集とは異なるヒストリーを知らしめるこの内容は、日本 / 東京 / PUNK ROCK / アンダーグラウンド・ミュージックの貴重な記録として長く残すべき1冊です!

編集: 飯嶋俊男(Kouenji BASE)